ナチェロ

「虹苑」押絵作品集

1929年奈良県五條市で生まれる。
四女一男の二女として生まれましたが病弱で18才までは生きていないだろうと医者から宣告をされていたため食糧のない時も一人だけ需要の多い食事などを与えられ育ちました。
五條小町と言われるほど地元では美人と評判だったそうです。
一時写真館のモデルもしていました。
五條高等女学校卒業後、嫁入り道具として当時流行っていた洋裁学校で縫製の技術を学びましたが結局商社に入社しました。(現在の第一実業)。
その後すぐ社内恋愛で結婚、夫の転勤で東京で暮らすことになるまで堺市上野芝で暮らしていました。
1965年に上京してから2018年永眠するまで東京で暮らしました。

1969年に押絵の魅力に引付けられ押絵の本の作家のところに弟子入り面の描きかたまで伝授され師匠の引退とともに日本画家に書いてもらったと言う下絵などを受継ぎました。下絵を全部再現することはかなわず描き貯めた面や小物などが遺品として沢山残されています。

人形の顔は作り手に似るというそうですが本人の若かりし頃にとても良く似ています

人物

羽子板

浮世絵

生き物